ネイ丸blog

@Neymarjr471907

バルセロナの支配率が28%!?バルサはポゼッションを放棄した!

 

こんにちは。今回は先日行われたバルセロナvsドルトムント戦について書きたいと思います。

見事、MSGの揃い踏みで3-1と勝利し、1位突破を決めました!

素晴らしいですね!!!

...。結果だけ見れば確かに素晴らしいですがこれでまとめるわけにはいきません。

この試合、1試合を通しての支配率が46%、15分だけを区切ってみたところ、なんと支配率28%でした。

バルセロナといえば美しいパスサッカーで相手を圧倒し、そして強い。これがバルセロナです。そんなバルセロナが勝ったものの支配率で圧倒的に負けてしまいました。

なぜそのようなことになってしまったのか。私なりの原因だと思うものをまとめてみました。

目次

 

 

 

 

 

支配率が激減した原因は? 

監督が原因!といってしまえばはやい話なのですが、なかなかそういうわけにもいかないですよね。笑

支配率が低迷した原因は、ずばり「システム」にあると思っています。

バルセロナの伝統的なシステムといえば4-3-3です。

しかしバルベルデバルサは4-3-3も使っていますが、主に4-4-2を採用しています。

この4-4-2のシステムによって支配率が激減しているのです。

ただ、今のバルセロナはこのシステムにせざるを得ません。

なぜなら守備免除が二人いるからです。

気になった方はこちらの記事を読んでみてください。

メッシとスアレスの共存はあり? - ネイ丸の日記

 

 

 

4-3-3の特徴とは!

バルセロナは今まで4-3-3のシステムを採用してきました。

4-3-3の特徴はずばり、「三角形がたくさんできる」ことです。

三角形がたくさんできることによって、パスコースの選択肢が増えます。このことにより、自然と支配率が高くなります。

そしてもうひとつのメリットは、前線に3枚FWがいることです。

人数が多い分、相手がDFラインでボールをまわしているときに、プレスがはまりやすくなるのです。

前線からのプレスをかけなくてはならない分、消耗も激しいし、リスクもありますが相手陣内で奪える可能性が高くなり、2次攻撃、3次攻撃に転じることができますし、ボールを取り返すことさえできれば、ボール回しながら息を整えることもできますね。

ここでこのデータを見てみましょう。

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これは、セルティック戦でのスタッツです。

支配率は脅威の89%、パス総数もセルティック約6倍です。

ただ、試合には敗れています。

まさに、「美しく散った」といえますね。

この試合は、当時のバルセロナを象徴するような試合でした。

 

 

4-4-2の特徴とは!

 

バルベルデが好む4-4-2ですが、一言で言うと「守備的」なフォーメーションです。

私の勝手なイメージですが、4-4-2といえばアトレティコマドリードですね。

中盤をダイヤモンド型にするシステムもありますが、今回は中盤がフラットの場合で話していきたいとおもいます。

なぜ守備的かというと、単純にFWの枚数が少ないというのもありますが、1番はブロックを作って引いて守れる。からです。

専門的な言葉で言うと「リトリート」して守れます。

前線からアグレッシブに行くよりも、スタミナの消耗が少ない、ギャップが開きにくいというメリットがあります。

堅守速攻を目指すチームには向いているシステムだといえます。

 

簡単にまとめると、

4-3-3は「攻撃的」、4-4-2は「守備的」なシステムだといえます。

 

ここまでくると、見えてきた方もいると思います。

 

先日のCLを思い出してみてください。

3得点の後、バルセロナは4-4-2でドン引きしていましたね。

そりゃ、支配率があのような数字になってしまうのも無理がないと思いませんか?

「ポゼッションができない」というより「ポゼッションを放棄した」という言い方が正しいかもしれません。

 

 

美しいサッカーはもう見ることができないの?

じゃあシステムを1試合通して4-3-3にすればいいじゃん!

いやいやそんな単純なことではないのです。

メッシスアレスがいる以上、ラキティッチビダルは不可欠ですし、守備時での4-3-3はリスクが高すぎます。かといって、スアレスをベンチに下げるのは大幅な得点力の低下が予想されます。

メッシスアレスがいる以上、4-4-2でブロックをしいて守るのは致し方ないことかなと思います。個人的な意見ですが。

この二人が活躍している間はペップ時代のようなサッカーをみることはできないと思います。

監督を変えれば変わるという問題でもないのです。

 

 

まとめ

どうでしたか?私自身ももちろん美しく勝ってほしいですし、ペップ時代のようなサッカーをみてわくわくしたいです。

もちろん内容が良くて勝つことが一番いいですが、内容が悪くて勝つか、内容が良くて負けるか、どっちか選べ!といわれたら、私は迷わず前者を選びます。

ただバルセロナは試合に勝つことが大前提です。もしいまのようなドン引きサッカーを続けて、勝てた試合を落としていくようになるのなら、私はスアレスを放出する必要があると思います。

今のスアレスの貢献度を考えると、現時点では放出には反対です。

バルベルデを決して擁護するわけではないですし、私も解任派ではありますが、あの二人がいる以上、ある程度妥協をしなくてはいけないかなぁと思っております。