ネイ丸blog

@Neymarjr471907

メッシとスアレスの共存はあり?

近年、騒がれているレオ・メッシとスアレスの共存問題。ネイマールがいた頃、MSNという最強トリデンテを形成して、見事3冠を成し遂げた。ネイマールがパリに移籍しMSの二人となってしまった今、メリットよりもデメリットが大きくなってきたように思える。今日はこの二人の共存はありか?はたまたなしか?ということについて話して行きたいと思う。

 

 

 

 

・メッシのすごいところって?

 

これは言うまでもないだろう。サッカー界のトップに君臨する、誰もが認めるスーパースター、いわゆる”神”だ。我々は彼のプレーに幾度となく驚かされてきた。パスも出せる、シュートも上手い、ドリブルも一級品。言葉にするのは簡単だが、彼はサッカーにおけるすべての技術を世界一のレベルでこなす。1点決めること、1アシストすることがどれだけ大変かは、長年サッカーを見ていたりやっていたりすればわかることだ。しかし彼は、得点に関わらない試合のほうが珍しい。2試合連続でノーゴールとなれば、たちまち世間は騒ぎ立てる。そんな環境の中で、彼はここ10年サッカー界のトップに君臨し続けている。言葉ですごい選手ということがおこがましいくらいの選手だ。

すごいところは、「全部」とでも言っておこう。

 

スアレスのすごいところって?

 

彼もまたすばらしい選手。猛獣のような選手だ。(噛んじゃうところも含めて。)並外れた得点感覚、ゴールへの嗅覚、相手を背負ったときの上手さ、ずるがしこさ、オフザボールの動きが特に上手い。苦しい試合のときに真っ先に期待してしまうのが「理不尽」。この言葉はクレの間ではなじみ深い言葉だが、「そんなシュート決める?」「そんな体勢から決めちゃうの?」みたいなシュートを軽々しく決めてくる。彼の「理不尽」シュートで助けられた場面はもう数え切れないほどある。バルサ史上最高の9番だと思う。

 

こんなわけで、この二人はいわゆる「化け物」だ。こんな二人をスタメンにしない手はない。だって点取ってくれるから。しかも仲もものすごい良いし、この二人は安泰!!

...。そう上手くはいかないのがサッカー。タレント性のある選手を寄せ集めれば勝てるというものでもない。次は、メッシスアレスの共存のメリット、デメリットを話していこう。

 

・メッシとスアレスの共存のメリット

 

なんといっても、相性が抜群ということです。この二人の関係はもはや「あうんの呼吸」といってもいいでしょう。お互いが分かり合っているかのような連係プレー。酔いしれますね。さっきも述べたとおり、この二人は「理不尽」です。得点バンバン決めます。バンバンアシストします。この二人に任せておけば負け試合も勝てちゃいます。この二人が揃っているとわくわくしますよね。間違いなく最高のコンビです。

 

・メッシとスアレスの共存のデメリット

 

この二人悪いとこないじゃん!いやいやあります。致命的な欠点が。そう、守備をしないことです。この二人は実質「守備免除」状態です。(もちろん前線からのプレスは多少しますが)

バルセロナは伝統的な4-3-3を採用しています。三角形を多く作ってパスを回し、取られた瞬間切り替えて相手を囲んでボールを奪い、またボールを所持します。これがバルセロナです。しかし近年のバルベルデバルサは違います。攻撃時は4-3-3、守備時は4-4-2の可変型システムでブロックを作ります。まずこのブロックを作って守ること自体、バルサらしくないのですが、これはある程度しょうがないです。その理由は、メッシとスアレスが守備をしないから。この二人をツートップで残して、残りの8人でブロックを形成する。これが現時点での最適解です。このやり方で苦労するのが、左エストレーモと右のインテリオールです。エストレーモの選手は、守備時はプレスバックをして戻らなきゃいけないし、攻撃のときは左ウイングの選手として機能しなければなりません。右インテリオールの選手は、攻撃時はある程度真ん中にいますが、守備時はレオがサイドにいなくなるため、右サイドに流れなくてはなりません。加えて二列目の飛び出しを要求されるのですから、過酷過ぎます。この二つのポジションに入る選手は、相当覚悟を決めてやらなきゃいけません。ラキティッチビダルが重宝されてたのも納得ですね。逆にコウチーニョは苦労しましたね。

ちょっと長くなってしまいましたが、要はメッシスアレスの二人が守備をしない分、守備が薄くなる、可変システムによってギャップがうまれ、そこから失点をしてしまうということがデメリットになります。

今年はラキティッチコウチーニョではなくデヨング、グリーズマンがこの役をやっていますが、本来はもっと攻撃的にプレーさせたい選手です。今後もメッシスアレスが共存するなら、ラキティッチビダルのような選手は不可欠だと思います。

 

・結局どっちがいいの?

 

あくまで私の意見ですが、私は共存させるべきではないと思います。メッシは特別な存在なので、スアレスにはベンチを受け入れてもらいたいと思っています。中盤にはデヨング、アルトゥール、アレニャ、リキなどの「バルサらしい選手」も多いですし、FWにはペレス、アンスーなどのカンテラーノもいます。

メッシを真ん中において、右と左はデンベレグリーズマン、アンスー、ペレスで回すほうが良いと思います。もちろんスアレスは苦しいときのオプションです。途中からスアレスが出てきたら厄介ですからね。いつまでも理不尽に頼ってる場合ではないですし、せっかくいい選手が揃っているので、「美しく勝つ」ということを追求してもらいたいです。

 

・まとめ

 

どうでしたでしょうか?メッシスアレスの共存は賛否両論あるとおもいますが、戦力は申し分ないですし、あとはバルベルデの手腕にかかっていますね。今年こそは三冠目指していってもらいたいと思います!